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2018.10.03

アームチェア「STICK」 | グッドデザイン・ベスト100を受賞

アームチェアSTICK

川上元美氏デザインのアームチェア「STICK」が、2018年度グッドデザイン賞を受賞しました。
また、受賞デザインの中から特に優れた100件に贈られる「グッドデザイン・ベスト100」に選定いただきました。

 

受賞理由 // 審査委員コメント
素材と技術の使い方が非常に秀逸なデザインである。
2本のパーツで幅広の肘をつくり、一方が片持ち構造の背を支え、一方が後ろ脚へと繋がることで軽やかな印象をつくり出している。快適な座り心地が担保され、素材と技術が合理的に活かされおり、かつ美しい。すべてが絶妙なバランスでまとめられている椅子だと言える。
国産杉材を活用した小椅子であるという点も森林維持活用の面から評価したい。

 
[ 詳細 ] グッドデザイン賞受賞概要
 


 

アームチェア「STICK」

まるで杖( STICK ) のような繊細かつ軽快なフレームが特徴のアームチェアです。
部分的に厚みを変える高度な成形技術「不等厚成形」によって軽快な印象とたしかな強度を実現しています。
木部の仕様はスギ圧密材とホワイトビーチの2種類をラインナップし、使用するシーンによって選択いただくことができます。
スギ圧密材仕様は、軟質針葉樹を圧密化し成形合板に応用する技術「Roll Press Wood (RPW)」を活用したプロダクトで、国産スギ材が持つ個性的かつ豊かな表情が特徴です。
身体に沿った座面と、腰をしっかりとホールドするバックレストによって快適な座り心地をもたらします。

 
アームチェアSTICK

 

Design : 川上 元美
1940年兵庫県生まれ。 1966年東京藝術大学院美術研究科修士課程修了。1966~69年アンジェロ・マンジャロッティ建築事務所勤務。1971年カワカミデザインルーム設立。現在に至る。 東京藝術大学、金沢美術工芸大学、多摩美術大学、神戸芸術工科大学等、客員教授等を歴任。

 

グッドデザイン賞とは / グッドデザイン・ベスト100とは
グッドデザイン賞は、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって開始された「グッドデザイン商品選定制度」を継承した日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動として、多くの企業やデザイナーが国内外から参加しています。グッドデザイン賞を受賞したことを示すシンボルマークである「Gマーク」は、社会とデザインを結ぶコミュニケーションツールとして日本国内において非常に高い認知率を持っています。
グッドデザイン・ベスト100は、グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件に与えられる賞です
2018年度は、応募総数4,789件中からグッドデザイン賞を受賞した1,353件、そのなかから更に選抜された100のデザインに与えられました。

 

公開特別審査会
10月10日に開催される、2018 年度グッドデザイン賞 特別審査会の第一部:ベスト100 プレゼンテーション公開審査に参加いたします。

 

GOOD DESIGN EXHIBITION 2018
10月31日(水)から5日間にわたり、東京ミッドタウンで開催される最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」に出展いたします。