Maintenance & Repair
家具のお手入れについて
優れた家具は次の世代へ受け継がれていくひとつの財産です。
少しのケアを定期的に続けていくことで家具はとても長持ちします。
ここでは家具に使われている素材に合わせたお手入れ方法について紹介します。
やわらかい乾いた布で軽く乾拭きしてください。
薄めた中性洗剤で汚れを拭き取り、洗剤が残らないよう水拭きした後、やわらかい乾いた布で水分を拭き取ってください。水でぬれたままにしておいたり、アルコールやシンナー系の溶剤を使うと、変質・変色の原因になることがあります。
※化学ぞうきんを使用すると、表面の変質の原因になったり、塗装修理ができなくなることがありますのでご注意ください。
表面を軽くたたき掃除機でホコリを吸い取るか、やわらかいブラシでブラッシングしてください。
薄めた中性洗剤をやわらかい布に浸し、かたくしぼってから叩くように汚れを落とした後、きれいな温水に浸した布で洗剤分を拭き取り、最後に乾いた布で水分を拭き取ってください。その後、ゆっくりと自然乾燥させてください。
※クッションなどが本体から取り外せる製品でも、変質・変色の原因になりますので、洗濯しないでください。
やわらかい乾いた布で軽く乾拭きしてください。
薄めた中性洗剤をやわらかい布に浸し、かたくしぼってから叩くように汚れを落とした後、きれいな温水に浸した布で洗剤分を拭き取り、最後に乾いた布で水分を拭き取ってください。その後、ゆっくりと自然乾燥させてください。
※化学ぞうきん、漂白剤、アルコールやシンナー系の溶剤は変質・変色の原因になりますので、使用しないでください。
やわらかい乾いた布で軽く乾拭きしてください。
薄めた中性洗剤で汚れを拭き取り、洗剤が残らないよう水拭きした後、乾いた布で乾拭きし、水分を完全に拭き取ってください。水でぬれたままにしておいたり、アルコールやシンナー系の溶剤を使うと、変質・変色の原因になることがあります。
※研磨剤の入った金属みがきなどは、表面をキズつけることがありますので、使用しないでください。
リペア(修理)について
優れた家具は、次の世代に受け継がれていくひとつの財産です。
天童木工では家具と末永くお付き合いいただくために、リペアやファブリックの張り替えも承っております。
厳選された木材、確かな製法、愛されるデザイン、そして熟練の職人技。
家具作りの責任は、お客様へお届けした後も変わることはありません。
修理の手順
お問い合わせフォーム、または電話にて
下記内容につきましてご連絡ください。
品番がわからない場合は種類をお伝えください。(ダイニングチェア、ダイニングテーブル、ソファ、センターテーブル、アームチェア、ロッキングチェア、座卓、座イスなど)
2010年4月1日以降にご注文いただいた製品の裏面には
「製品IDラベル」が貼付されています。(特注品を除く)その中の「品番」の欄をご確認ください
「購入店」・「購入時期」がおわかりになる場合はお伝えください。
写真の送付ができない場合は、製品確認のため、担当者がご自宅までお伺いすることになります。
その際、出張費がかかることがございます
おわかりになる場合はお伝えください。
お客様より頂きました製品写真、情報をもとにお見積りさせていただきます。
お見積りが終了し次第、ご連絡を差し上げます。
修理代金の他、運送料もお見積りに含まれます
修理内容、修理箇所、見積金額をご検討いただいた上で、
正式なご注文となります。
ご注文の確定後製品の引取りにお伺いいたします。
場合によって、お客様に送付いただくこともございます。(送料お客様負担)
写真では確認できなかった不具合が見つかった場合、
再度お見積りさせていただくことがございます。
当社工場にて修理作業を行います。
修理内容によりお時間が異なりますので、お見積り時にお伝えいたします。
代金のお支払いは修理期間中にお願いいたします。
修理完了しました製品はご自宅までお届けいたします。
修理料金の目安
クッション交換 | 張り替え&クッション交換 | 塗り替え | 塗り替え |
品番:M-0551WB-NT | 品番:M-0566WB-NT | 品番:T-2656WB-NT | 品番:S-0228KY-NT |
¥47,000~ | ¥36,000~ | ¥42,000~ | ¥37,000~ |
修理料金は、過去の修理事例をもとにした目安です。
張地グレード、キズなどの状態によって料金が異なります。
また、仕上がりについても、ご購入時と同様の新品状態に戻ることをお約束するものではございません。
※ 日焼けや、経年変化の状態など製品によって異なります。詳細は、お問い合わせください。
「平成5年(1993年)入社になりますが、
それ以前に作られた家具もリペアで戻ってきます」
石澤裕一
平成5年入社
天童木工には、修理(リペア)専門の職人はいません。
リペアやファブリックの張り替えは、新品を作っている
ベテランの職人が担当します。
入社以来、製造部椅子班で椅子作り一筋の石澤もその一人です。
「リペアの場合、傷や剥がれヒビなど状況は様々です。
平成5年(1993年)入社になりますが、それ以前に作られた
家具もリペアで戻ってくることがあります。
材料がない、図面がないという場面でも、対応できるように
やはり椅子作りに関する広い知識と経験が必要です」
また、リペアの経験は新品の製作にもフィードバックされます。
「新品を作るときは『戻ってこないように!』と思って作りますが
一方で、気に入って末永く使っていただくためにも
リペアのご依頼に対しては責任を持って直します」
新品もリペアも、家具作りに対する責任に違いはありません。
おばあちゃんにもらった
おとうさんのイス
「息子が使っていたものなんです」。その言葉と共に、
キッズチェアが工場に戻ってきました。
ご依頼主の女性のお歳を考えると、
少なくとも20年以上前に作られた製品です。
お子さんの成長は、この椅子からの卒業を意味します。
この椅子も、その役目を終えた後は、
蔵の中にずっと仕舞われていたそうです。
長年放置されていた影響で、塗装が傷んでいました。
まずは表面を丁寧に研磨して塗装を剥がし、
小さな傷も消して、再塗装します。
決して難しいリペアではありません。
しかし担当の職人は気付きました。
消してはいけない傷があることを。
「今度は孫に使ってもらいたいから」。
お父さんが子供の頃に作った椅子の傷もまた、
大切な思い出のひとつです。
母から息子へ、息子から孫へ。愛情のリレーです。