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「TENDO IN JAPANESE MODERN」を伊勢丹新宿店で開催

ジャパニーズモダンをテーマにした展示・販売企画
「TENDO IN JAPANESE MODERN」 を伊勢丹新宿店 本館5 階 センターパークで開催。
サカナクション・山口一郎氏の『YIスツール』もカラーリングを“黒”に変えて再登場。
2025年2月19日(水) ~ 25日(火) の7日間、伊勢丹新宿店 本館5 階センターパークにおいて「TENDO IN JAPANESE MODERN」と題した販売企画を開催いたします。
当企画では、日本の近代インテリアデザインを切り拓いた剣持勇が提唱した「ジャパニーズモダン」をテーマに、天童木工のロングセラーアイテムが会場を彩ります。
今企画の限定アイテムとして、剣持デザイン研究所監修のもと、かつての名作デスクのリバイバル製作を実現。ヴィンテージにはない輝きは、その価値を育てる悦びを与えてくれます。
また、昨年夏に開催した「SHAPE OF TENDO ーかたちにする。ー」の中で限定販売されたサカナクションの山口一郎氏監修による『YIスツール』の黒色バージョンも登場します。
会期について
日時:2025 年2月19日(水) ~ 2 月25日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク / ステージ#5
日時:2025 年2月19日(水) 午前10 時~ 3 月18日(火) 午後11時59分
※本企画の限定アイテムのみ
三越伊勢丹オンラインストア https://www.mistore.jp/shopping
「TENDO IN JAPANESE MODERN」商品ラインナップ
1960年代、剣持勇がある国際組織の執務室のため
にデザインしたデスク。
装飾を極力排した直線的で合理的なフォルムは、
当時のモダニズムムーブメントを想起させます。
1967 年に規格品として発売された後も、国家機
関や民間企業の重役室など広く採用され、重厚
かつ権威ある空間づくりの中心的存在でした。
今回、サカナクション・山口一郎氏の想いに応え
るかたちで、リバイバル製作に着手。ジャパニー
ズモダンに強く惹かれる山口氏が長年探し求めて
いた家具のひとつで、彼にとって“発見”するこ
と自体がひとつの夢でした。
当時の仕様再現に加え、上質な使い心地のために
引出しにはソフトクローズなども取り入れています。
材料には個性豊かな木目を持つ銘木カリビアンパ
ーシモンを採用。鮮やかな茶褐色の地に黒色の木目
が入り、荒々しさの中にも気品が感じられます。
シンプルかつ威厳のあるデザインは、高度経済成
長の真っ只中において、多くの特別室を手がけた
剣持勇の感性の結晶と言えるかもしれません。

この度の、『デスク Revival Edition: Isamu Kenmochi Design』のリバイバル製作に際して、
山口一郎氏よりコメントをいただきました。
その「懐かしさ」を探求し、その根本となるプロダクトを見つけた時、いつも絶望するのです。
「もう手に入らないんだなぁ」と。
音楽であれば、またそれを聴くことができます。
レコードや、インターネットで。
だが物はそうはいかない。
実際に手に入れなければ、使えないからだ。
使わなければ、部屋にそれを置いてみなければ、そのプロダクトを知ったことにならない。
天童木工の歴史上、幾多と生まれてきた名作。
今は当時のカタログの中でしか知ることができない家具たち。
それを今の<天童木工>の技術や感覚でリプロダクトし、僕らの空間へ戻したい。
それによって、オリジナルのプロダクトの素晴らしさ、天童木工の歴史、
デザイナーのルーツをもっと知ることができると、そう思っちゃったんです。
今回、天童木工、剣持デザイン研究所の協力とご理解を得て、
この企画を実現することができました。
ほかにもこの時代に戻してみたい作品がたくさんあります。
どうかそれも実現しますように。
サカナクション
山口 一郎
山口 一郎 / Ichiro Yamaguchi
「サカナクション」として、2007年にメジャーデビュー。
文学的な表現の歌詞と、幅広い楽曲のアプローチは新作をリリースするたびに注目が集まり、第64回NHK紅白歌合戦に出場、第39回日本アカデミー賞にて最優秀音楽賞をロックバンド初受賞するなど、その活動は高く評価されている。
2021年11月に行ったオンラインライブでは、2日間で5万人の視聴者を集めた。2024年には15万人規模の全国アリーナツアー「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」を成功裏に終え、2025年1月から全国ホールツアー「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」を開催中。
2015年から音楽とさまざまなカルチャーが混ざり合うコンテンツを企画するプロジェクト「NF」をスタートさせ、2023年には作り手とコラボレーションし、製造背景にもフォーカスをあて発信するプロジェクト「yamaichi」を発足。同年3月には初の単著『ことば 僕自身の訓練のためのノート』、2024年に同シリーズ2作目を刊行するなど、多様な活動を行う。
山口一郎氏の世界感を色濃く表現した黒の『YIスツール』が登場
レーションによって誕生した『YIスツール』。今回、
新たに “黒”の『YIスツール』が登場します。
当初、山口氏が「自分用に欲しい」と希望したカラーリ
ングだったものを、ぜひ販売させて欲しいと当社からリ
クエストしたことで販売が実現しました。
この“黒”は完全な塗りつぶしでなく、僅かに木目を感
じられる“黒”であることがポイントです。
『YIスツール』の特徴である“コマ入れ成形”の「I 型
のコマ」の存在感も感じられるように仕上げています。
“黒”のカラーリングに合わせ、天童木工と山口一郎氏と
のコラボレーションを示す「YI天童木工」のエンブレム
も墨黒に近い黒色で表現しました。これは、100 年以上経
過した真鍮の経年変化をイメージしたものです。
座面は、キャンバスとレザーの2種類をラインナップ。
「yamaichi(YI)」と天童木工のこだわりを感じながら、ぜひ暮らしのそばでご使用いただきたい一品です。


ザインの礎を築いてきたデザイナー・豊口克平の代表作
「スポークチェア」の特別仕様を販売します。
人の身体的な特徴や行為を研究し、日本人が使いやすい
デザインを追求した豊口が集大成として発表した椅子が
「スポークチェア」でした。
イギリスのウィンザーチェアをベースに、そのエッセン
スは日本の暮らしに融合し、現在ではジャパニーズモダ
ンを象徴するプロダクトのひとつに数えられます。
黒色に仕上げることで、モダンデザインとしての特徴を
際立たせています。
座面にはデンマークを代表する張地ブランド<KVADRAT
/クヴァドラ>と<RAF SIMONS /ラフ・シモンズ>のコ
ラボレーションによる<クヴァドラ/ラフ・シモンズ>の
テキスタイルから「Vanir」と「Sonar3」を採用。
発表から60 年の歳月を経たスポークチェアに、現代的な
価値を落とし込んだ新たな世界観をご覧ください。
美しい仕立てを感じる Vanir は伝統的なウール素材の
ミリタリーコートにインスピレーションを得て精密な
技法で作られた、緻密でありながら柔らかな質感のテ
キスタイルです。
ブークレ糸の独特の色の変化がバランスよく浮かび上
がり、刈りこまれた滑らかで贅沢な質感が独特の上品
さを添えています。
Vanir は伝統的なファッションテキスタイルが持つ繊
細な色彩やテクスチャーを家具用ファブリックで表現
するという Raf Simons の情熱から誕生しました。
ファッション界の高級スーツ等で使用されるツイードを
発想の源とするSonar 3 は、複雑で洗練された色と感触
が融合されたテキスタイルです。
3 種類のトーンを中心に、対照的なカラーを織り交ぜる
ことで、全体的に繊細で上品な色彩に仕上がりました。
本企画では、『デスク Revival Edition: Isamu Kenmochi Design』や、“黒”の『YI スツール』のほかにもジャパニーズモダンを彩る家具が登場します。
1950 年代、日本の近代インテリアデザインを切り拓いた剣持勇はデザイン理念としての『ジャパニーズモダン』を掲げ、日本の文化・伝統・生活様式とモダニズムを結びつけた新たな価値を見出しました。
剣持勇と天童木工は、多くのプロジェクトを共に手がけ、深い信頼関係を築いてきました。剣持からの難しい要求に応える中で、職人たちは挑戦を重ね、彼の理念を具現化する重要なパートナーとして数多くのプロダクトを世に送り出してきたのです。
かつての豊かな暮らしに向けて進歩を求めたモダニズム黎明の時代から、現在も変わらない想いと技術で紡ぎ続けてきた家具の数々とその心地よさを是非会場でお確かめください。

https://www.mistore.jp/shopping/feature/living_art_f2/furniture41_l.html
クリエイティブディレクター・会場設計 / 南木 隆助
アートディレクター(キービジュアル)/ 高橋 万実子
イラスト(キービジュアル)/ 古川 温
製品デザイン / 松橋 孝之(天童木工)
プロデューサー・広報 / 加藤 直樹(天童木工)
リバイバル協力 / 剣持デザイン研究所
■ お問合せ先
株式会社 天童木工
広報担当 加藤 直樹
〒105-0013 東京都港区浜松町1-19-2
TEL:03-3432-0557 E-mail:kato.n@tendo-mokko.co.jp
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