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2017.11.16
中小企業庁長官賞受賞 | 平成29年度東北地方発明表彰
平成29年度度東北地方発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)において、
中小企業庁長官賞ならびに実績功労賞を受賞しました。
現在、本発明技術を応用し、高い機能性を軟質針葉樹に付加するなど、
美しく高い品質の家具・木製製品開発のための研究を進めています。
今後も、ものづくりを通じて、国産針葉樹の新たな価値の創造に貢献してまいります。
● 受賞発明の概要
中小企業長官賞 | 国産針葉樹による圧密成形家具製品(特許第5952758号)
[ 発明者名 ]
常務取締役 西塚 直臣
製造部技術課技術班 嘱託研究員 滝口 寿郎
スギやヒノキなどの軟質針葉樹を効率的に圧密加工可能とすると共に、
それによって得た軟質針葉樹圧密加工材を利用して曲面を多用した高品質な家具や建具類などの木工製品を
経済的に大量生産可能とする新たな圧密化・成形技術です。
従来軟質針葉樹は、強度を必要とするため、曲面形状の家具類には利用できませんでしたが、この発明・技術により、家具利用可能な強度と硬さを有する材質の実現が可能となりました。
スギやヒノキの間伐材利用が促進され、針葉樹の需要拡大と木材自給率の上昇、森林環境の健全化、地域林業の活性化に貢献することで、現在問題となっている地方の過疎化対策に寄与するとして評価いただきました。
詳細 >>
http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/H29/jusho_tohoku/detail/chusho.html
実施功績賞
取締役社長 加藤 昌宏
● 地方発明表彰とは
地方発明表彰は、大正10年に開始されて以来、実施されている優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです。