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2022.06.08

中村拓志氏デザインによる『 Swing chair 』発売のお知らせ

swing chair
創立80周年記念事業として2020年よりスタートした「JAPANESE MODERN /80 PROJECT」から誕生した、建築家の中村拓志氏(NAP建築設計事務所) デザインによる新作家具『Swing chair』を6月20日(月) より発売します。
ご自宅用としてはもちろん、ホームオフィスから、大規模オフィスまで、多くのワーキングスタイルにも対応する家具としておすすめいたします。


 

デザイナー NAP建築設計事務所 中村拓志によるコメント

 

swing-side

天童木工が誇る成形合板技術による木の弾性や反発力を活かした、疲れにくいワーキングチェアです。背もたれが姿勢を支え、本体やアームが身体の動きに追従します。身体の一部のように上下左右にスイングする軽快な即応性は、エモーショナルな楽しさを引き出します。またアームをデスクに載せて椅子を浮かし、天板下の掃除を容易にするなど、機能性にもこだわりました。
一般的なテーブルに高さを揃えた肘置きはマウスを操作する肘を優しく支え、前傾姿勢にスイッチできるアームチェア(ソリ脚)はノートパソコンの作業や執筆にも適しています。
脱プラスチックやカーボンオフセットを目指すオフィスや在宅ワークなどの新しい働き方にふさわしい、木のワーキングチェアです。



 

Swing chair ラインナップ

成形合板ならではのしなりと柔らかな張りによって、美しいフォルムとゆったりとした座り心地を追求しました。身体を包み込むようなT字型の背もたれは肘置きの機能も兼ねておりデスクワークをサポートします。
また、アームをデスク上に置くことで掃除を容易にし、快適な住空間づくりに貢献します。脚部にはソリ脚、ムク脚、キャスター脚と3つのバリエーションをご用意。空間や用途に合わせて選ぶことができます。アーム形状は、天童木工のシグネチャーでもある剣持勇氏のチェアへのオマージュでもあります。
※2022年6月20日(月)よりご注文いただけます。
 
 
アームチェア( ソリ脚 )
材料:[背]ナラ柾目/[脚]ホワイトビーチ
塗色:スタンダード(ST色) / チェリー(CH色) / ブラウンウォールナット(BW色)
寸法:W590 D533 H725 SH460(㎜)
価格:91,300円(税込)~

成形合板によるソリ状の脚を持ち、フロアだけでなくカーペットや畳の空間など様々なスタイルの空間にフィットします。
オフィスチェアに求められる前傾機能を成形合板によって実現しました。脚部の先端に傾斜を設けることで体重移動による前傾姿勢をとることで、執筆やPC操作時の姿勢をサポートします。成形合板ならではのしなりも感じられる、新しい椅子が完成しました。
 


 
アームチェア( ムク脚 )
材料:[背]ナラ柾目/[脚]ナラ
塗色:スタンダード(ST色) / チェリー(CH色) / ブラウンウォールナット(BW色)
寸法:W590 D540 H725 SH460(㎜)
価格:105,600円(税込)~

中村拓志氏の建築や家具デザインにも多くみられる無垢材の丸棒を取り入れています。ナチュラルな表情を持つ脚部と、立体的フォルムを持つ成形合板のコンビネーションが魅力的。レストランやカフェといった商空間だけでなく、ダイニングや書斎などの日常づかいにもおすすめしたい一脚です。
 


 
ワーキングチェア( キャスター脚 )
材料:[背]ナラ柾目/[脚]アルミ鋳物・粉体塗装(黒)、ガスリフト付
塗色:スタンダード(ST色) / チェリー(CH色) / ブラウンウォールナット(BW色)
寸法:W590 D525 H725(680-770) SH460(415-505)(㎜)
価格:123,200円(税込)~

これまでのワーキングチェアにはない住空間にも馴染む佇まいで、在宅ワーク環境におけるリビングやダイニングにも自然に溶け込みます。仕事の合間に、ゆったりと背中を預けながら読書をする。豊かな時間を共にするリラックスチェアとしての心地よさも備えた、暮らしに寄り添うワーキングチェアです
 


 
TENDO JAPANESE MODERN/80 PROJECT

JM80

Swing chairは天童木工の創立80周年をきっかけにスタートした「TENDO JAPANESE MODERN /80 PROJECT」から誕生しました。1940年の創立から現在までのものづくりを振り返り、天童木工とジャパニーズモダンについて再考し、あらためて、天童木工が次の時代を見据えるべく、ともに未来を見つめるデザイナー・建築家の3人にプロダクト、インテリア、建築、それぞれの視点から新作家具を依頼しました。



ZOZO本社屋(設計:NAP建築設計事務所)に採用

zozo

発売に先立ち、2020年12月に竣工した「ZOZO本社屋」に多数のSwing chairが納められました。
ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営するZOZOの本社屋は、壁面から屋根まで幾層にも重なった木材が柔らかな曲線を描き、巨大な布のようにも見える大空間が特徴的です。ZOZO本社屋は多くの建築賞を受賞しており、その多くで家具も含めた評価をいただいています。



MONOCLEデザインアワード2022 『BEST IN TIMBER』を受賞

monocle

Swing chairは世界90ヵ国で発行されるライフスタイルマガジン“MONOCLE”が主催する「モノクルデザインアワード2022」において『BEST IN TIMBER』を受賞しました。
モノクルデザインアワードは各分野のデザインにおけるその年のベストを選ぶもので、全部で50の個別賞が用意されています。「Swing chair」は優れた木工技術を活かしたデザインとして最高の評価をいただきました。



中村 拓志

NAP建築設計事務所 中村拓志

1999年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。同年「隈研吾建築都市設計事務所」入所。2002年「NAP建築設計事務所」を設立し、現在に至る。街づくりから家具まで、扱う領域は幅広い。自然現象や人々のふるまい、心の動きに寄りそう「微視的設計」による、「建築・自然・身体」の有機的関係の構築を信条としている。そして、それらが地域の歴史や文化、産業、素材等に基づいた「そこにしかない建築」と協奏することを目指している。
www.nakam.info/jp

[ ダウンロード ] プレスリリース 中村拓志氏(NAP建築設計事務所)デザインの「Swingchair」を発売します