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2024.01.30

コンバーティングテクノロジー総合展「グリーンマテリアル2024」に出展

バイオマスプラスチック カンティレバーチェア天童木工

天童木工では、1月31日から3日間、東京ビッグサイトで開催されるコンバーティングテクノロジー総合展内の展示会『 グリーンマテリアル2024 』に「 リグニンネットワーク 」の一員として参加します。
本展示では改質リグニンを用いた最先端材料の開発を進めるコンソーシアム「高機能リグニン」の最新の研究成果を中心に発表します。サスティナブルなものづくりを実現する『新しい技術』から誕生する『新しい家具』をご覧ください。
 

概要

 
世界中でSDGsやカーボンニュートラルへの取り組みが盛んに求められる中、これらに貢献可能な製品製造を目標に当社は、国立研究開発法人 物質・材料研究機構と豊田合成株式会社と共に、改質リグニンを含有したバイオマスプラスチックによるモビリティパーツ(自動車内装部品)の共同研究・開発を進めています。
この研究が実現することで、モビリティパーツのみならず、家具をはじめとする石油由来の樹脂材料の代替えが可能となり、より環境に配慮したものづくりを行うことができます。
※改質リグニンとは
「改質リグニン」とは木材からつくるバイオマス由来の新素材です。
強固で耐熱性を示すなど高い機能性をもち、様々な製品の素材として利用が期待されています。
国内で研究される改質リグニンの多くは、日本固有の樹木であるスギの中に3割ほど含まれる「リグニン」を原料に製造されます。

 

展示会詳細

 
■ コンバーティングテクノロジー総合展『グリーンマテリアル2024』
日時 : 2024年1月31日(水)~2月2日(金) 10:00 ~ 17:00
会場 : 東京ビッグサイト 東5ホール マテリアルステージ
ブース: 5S-17

詳細 : コンバーティングテクノロジー総合展 特設サイト
※参加費無料(事前登録制)
 
バイオマスプラスチック カンティレバーチェア天童木工
展示会では、当社の基幹技術である「成形合板」で培った経験をもとに、『改質リグニン含有樹脂とセルロース系繊維による熱可塑FRP成形技術』を活用した試作品のカンティレバーチェア(1/2スケール)をご覧いただけます。

熱に強く、加工しやすく、環境にも優しい自然由来の改質リグニンを含有した樹脂とセルロース系繊維による熱可塑FRP成形技術によって製作された椅子は、木質材料でつくられた当社の成形合板の椅子と比較しても25%~35%厚みを薄くすることに成功し、社内で定めている椅子の強度試験にも合格しました。
また、椅子の商品開発の中で課題になることが多い「背」と「座」の曲面の形状についても、通常の成形合板の椅子より複雑で深い形状を実現しています。

会場ではこれらの研究の成果だけではなく、長年のモビリティパーツの開発研究の成果ともいえるステアリングやアシストグリップの試作品もご覧いただけます。
 
[ ダウンロード ] プレスリリース
 


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